VP・PP・IPとは?

VMD

日本の小売業界に「VP・PP・IP」という専門用語があります。

VPはVISUAL PRESENTATION(ヴィジュアル・プレゼンテーション)の略、PPは POINT
PRESENTATION(ポイント・プレゼンテーション)、あるいは POINT OF PRESENTATION(ポイント・オブ・プレゼンテーション)のです。

IPはITEM PRESENTATION(アイテム・プレゼンテーション)の略です。

VP,PP,IPとは?

VP,PPはディスプレー、IPはそれ以外

VP,PP,IP、それぞれの意味を説明します。

売り場は大きく二つに分けることができます。

一つは見せるところ、いわゆるディスプレイです。

もう一つは顧客に選んで買って頂くところです。

見せるところはVPとかPPと言います。

両方ともディスプレーのことを指しますが、違いはグループの大きさです。

お店(売り場)全体を代表するディスプレーをVP、それ以外のディスプレーをPPと言ってます。

ディスプレー以外のところ、つまりお客様が商品をじっくり見たり触ったりして選ぶところをIPと言います。

売り場の大部分を占めます。

VP、PP、IPの総称は?

VP、PP、IPの総称を MERCHANDISE PRESENTATION(マーチャンダイズ・プレゼンテーション) 、略して MDP又は MP、或いは VISUAL MERCHANDISING(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)、 略して VMDと言います。

MERCHANDISEは商品、PRESENTATIONは演出、VISUALは視覚に訴える、MERCHANDISINGは商品計画を意味します。

MERCHANDISEとMERCHANDISINGは似ていますが、意味は違います。

MERCHANDISE PRESENTATION とは「商品の演出」、VISUAL MERCHANDISING とは「商品計画の視覚化」という意味です。

「MDプランと連動するプランの段階をVMD」、「VMDプランに沿った売り場作りをMDP」、このように使い分けしている企業もあります。

VP、PP、IPが通用するのは日本だけ?

VP、PP、IP、これらの用語はアメリカのVMDコンサルティング会社の社長が名付親で、述べた解釈が世界中で通用する訳ではありません。

VMDとMDPはインターナショナルな言葉ですから、解釈も様々あって良いのでしょうが、VP、PP、IPは名付け親が明確で意味も明確な造語です。

VP・PP・IPで大事なこととは?

VP・PPで大事なことはセンス?

VP・PPはいわゆるディスプレーですが、魅力的なディスプレーを作るための大事なポイントがあります。

それはセンスでしょうか?

答えはノーです。

センスの前に、ディスプレーの原則を習得することが必要です。

「ディスプレーで使う商品を選定する時」にも原則があり、「ディスプレーを作る時」にも原則があります。

その原則を守ることで、結果としてセンスが良いと思われるディスプレーが完成します。

「VMDの原則」についてはこちらで、ご確認ください。

IPで大事なこととは?

IPで大事なことは「分類」です。

分類を決めるポイントは2つあり、それは「顧客の関心度合い」と「見た目の美しさ」です。

1つ目はお客様が購買に際して関心が強いものは何か、これに着目します。

デザインなのか、素材なのか、色なのか、アイテムなのか、これを見極めます。

もう1点は、見た目が美しくなるかです。

このように、「分類」は「顧客関心度」と「見た目の美しさ」を考慮して決めます。

見た目を美しくするために守らなければならないことに「定数・定量」があります。

面積当たりに適正な什器台数(定数)、什器1台当たりに適正な商品数(定量)のルールを守ることも「見た目の美しさ」には欠かせません。

次は並べ方のルールに沿って商品をきれいに並べていきます。

並べ方のルールとは、色の順番やサイズの順番、そして商品と商品の間の空間などのルールです。

 

ディスプレー(VP,PP)で引きつけて立寄率を上げ、分かりやすい分類と見た目の美しさ(IP)で滞留時間を伸ばして買上率を上げることができれば、繁盛店になります。

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